みなさん、「ピープル・ファースト運動」って聞いたことありますか?なんだか難しそうな名前だけど、実はとっても大切な考え方なんです。
この運動は、障害のある人を「障害者」として見るのではなく、一人の「人」として見よう!というもの。つまり、「障害」がその人を決めるんじゃなくて、その人には色んな個性があって、たまたま障害があるだけなんだよ、っていう考え方なんだ。
ピープル・ファースト運動って、いつどこで始まったの?
この運動は、1970年代後半から80年代初めにかけて、アメリカで始まりました。昔は、障害のある人に対する差別や偏見が今よりもっとひどかったんだって。そんな中で、「私たちだって一人の人間だ!」っていう思いを持った人たちが立ち上がったんだね。
例えば、昔は「障害者」とか「身体障害者」っていう言葉が普通に使われてたけど、なんだかその人の「障害」ばかりが目立っちゃうよね。そうじゃなくて、「障害のある人」とか「障害を持つ人」って言えば、その人自身をちゃんと見ることができるんじゃない?
ピープル・ファースト運動の、3つの大切ポイント
この運動には、いくつか大切なポイントがあるんだ。
- 人はみんな、大切な存在:障害があってもなくても、人はみんな同じように尊重されるべきだよ。
- 言葉って大事!:「障害者」じゃなくて「障害のある人」って言うように、言葉の使い方で相手への気持ちが変わるよね。
- みんなで一緒に!:障害のある人も、みんなと一緒に生活したり、働いたりできる社会を目指そう!
世界に広がるピープル・ファースト
この運動は、アメリカだけじゃなくて、世界中に広がっていったんだ。例えば、アメリカでは「障害を持つアメリカ人法(ADA)」っていう、障害のある人の権利を守るための法律ができたんだって。
日本でも、「障害者基本法」や「障害者差別解消法」っていう法律ができて、少しずつだけど、障害のある人が暮らしやすい社会に変わってきているんだよ。
これからのピープル・ファースト
これからは、障害のある人だけじゃなくて、色んな人がお互いを尊重しあえる社会になるといいよね。みんなが自分の得意なことを活かして、楽しく暮らせる社会。そんな社会にするために、私たち一人ひとりができることを考えていきたいな。
ちょっと世界の障害者事情をのぞいてみよう!
アメリカは、障害のある人の権利を守るための法律がしっかりしてるんだって。ヨーロッパの国々も、福祉が充実していて、障害のある人が暮らしやすいみたい。
でも、世界にはまだまだ障害のある人が大変な思いをしている国もたくさんあるんだ。例えば、アジアやアフリカの一部の国では、障害のある人が差別されたり、教育や仕事の機会が少なかったりするんだって。
日本も、もっともっと障害のある人が暮らしやすい国になるように、みんなで力を合わせていきたいね!
まとめ:みんな違って、みんないい!
ピープル・ファースト運動は、障害のある人もない人も、みんなが笑顔で暮らせる社会を目指すための大切な考え方。私たち一人ひとりが、相手を尊重する気持ちを忘れずに、素敵な社会を作っていこうね!