障害者雇用をしてもらい、実際にフルリモートで働くようになったら。

障害者雇用でフルリモート勤務を始められるとのこと、おめでとうございます!新しい働き方への期待とともに、いくつか疑問や不安も出てくるかもしれませんね。

フルリモートで働く際に特に重要となるポイントをいくつかご紹介します。


フルリモート勤務で成功するために

1. コミュニケーションを密にする

フルリモートでは、対面でのコミュニケーションが難しくなります。そのため、意識的に密なコミュニケーションを取ることが重要です。

  • 報告・連絡・相談(ホウレンソウ)を徹底する: 業務の進捗状況、困っていること、不明点などは、こまめに報告・連絡・相談しましょう。
  • チャットやビデオ会議を積極的に活用する: テキストだけでなく、必要に応じてビデオ会議も活用し、相手の表情が見える状況でのコミュニケーションも心がけましょう。
  • 不明点はすぐに確認する: 疑問を抱えたままにせず、早めに質問して解決しましょう。

2. 勤務環境を整える

自宅で集中して仕事に取り組める環境を整えることが大切です。

  • 静かで集中できる場所: 仕事専用のスペースを確保できると理想的です。難しい場合は、集中できる時間帯や場所を工夫しましょう。
  • 必要な備品: パソコン、モニター、安定したインターネット環境はもちろん、長時間の作業でも疲れにくい椅子やデスクなども検討すると良いでしょう。会社から補助が出る場合もあるので、確認してみてください。
  • プライベートとの区別: 仕事とプライベートの区切りを明確にすることが、オンオフの切り替えに役立ちます。

3. 自己管理を徹底する

フルリモートは自由度が高い分、自己管理能力が問われます。

  • タイムマネジメント: 始業・終業時間、休憩時間を明確にし、メリハリをつけて働きましょう。タスクの優先順位をつけ、効率的に作業を進める工夫も大切です。
  • 健康管理: 適度な休憩や運動を取り入れ、心身の健康を保ちましょう。気分転換も重要です。
  • オンオフの切り替え: 仕事の時間が曖昧になりがちなので、意識的に休憩を取り、終業後は仕事から離れる時間を持ちましょう。

4. 困ったときの相談先を確認する

もし業務上で困ったことや、体調面で不安なことが出てきた場合、誰に相談すれば良いのかを事前に確認しておきましょう。

  • 上司や同僚: 業務に関する相談はもちろん、リモートワーク特有の悩みについても相談できる関係を築いておきましょう。
  • 産業医やカウンセラー: 会社によっては、心身の健康に関する相談窓口が設けられている場合があります。

フルリモートでの働き方は、通勤の負担がなくなるなど多くのメリットがありますが、同時に自己管理やコミュニケーションの工夫が求められます。

障害者雇用でのフルリモート勤務には多くのメリットがある一方で、いくつか苦労する点もあります。主なものとしては、以下のような点が挙げられます。


フルリモート勤務で苦労すること

1. コミュニケーションの障壁

  • 情報共有の遅れや誤解: 対面でのちょっとした会話がないため、重要な情報が伝わりにくかったり、ニュアンスが伝わらず誤解が生じたりすることがあります。特に、テキストコミュニケーションだけでは、意図が正確に伝わりにくい場合があります。
  • 孤独感や孤立感: 周りに人がいない環境で長時間作業するため、孤独を感じやすくなることがあります。同僚との雑談やランチなどもなく、職場で孤立しているように感じる人もいます。
  • 質問や相談のしづらさ: ちょっとした疑問でも、チャットやメールで連絡する一手間が必要になります。相手の状況が見えないため、今話しかけて良いのか迷い、質問をためらってしまうこともあります。

2. 自己管理の難しさ

  • オンオフの切り替え: 自宅が職場になるため、仕事とプライベートの境界が曖昧になりがちです。これにより、長時間労働になったり、逆にだらけてしまったりと、時間の管理が難しくなることがあります。
  • モチベーションの維持: 周囲の目がないため、自分自身でモチベーションを高く保つ努力が必要です。ルーティンワークや単調な作業が続くと、集中力が途切れやすくなることもあります。
  • 健康管理: 通勤がない分、運動不足になりがちです。また、座りっぱなしの時間が長くなることで、肩こりや目の疲れなど、身体的な不調が出やすくなることもあります。

3. 業務環境の整備と維持

  • 自宅環境の制約: 仕事に集中できる静かなスペースを確保することが難しい場合があります。家族の生活音や、インターネット環境の安定性など、自宅ならではの課題に直面することもあります。
  • 必要な設備・備品の不足: 会社からの支給がない場合、作業効率を上げるためのモニターや快適な椅子などを自費で購入する必要が出てくることがあります。
  • セキュリティ対策: 自宅での業務は、情報セキュリティのリスクが高まる可能性があります。会社から指定されたセキュリティ対策をきちんと行う必要がありますが、それが負担になることもあります。

4. 評価やキャリア形成の不安

  • 成果の見えづらさ: 対面での業務プロセスが見えにくいため、成果を適切に評価されているか不安に感じる場合があります。
  • キャリアアップの機会: 部署内での横断的な業務や、社内イベントへの参加機会が限られるため、キャリアアップにつながる人脈形成や情報収集がしづらくなることがあります。

これらの苦労を軽減するためには、意識的なコミュニケーション、自己管理の徹底、そして会社との協力が不可欠です。

会社で行われるイベントへの参加について

障害者雇用でフルリモート勤務の場合、このような疑問はよくあることです。

結論から言うと、「可能であれば参加を検討し、ご自身の状況に合わせて判断することが大切」です。一概に「参加すべき」「参加すべきでない」とは言えませんが、いくつかの観点からメリットとデメリット、そして考慮すべき点をお伝えします。


会社イベントに参加するメリット

  1. 人間関係の構築: フルリモートでは難しい同僚や上司との非公式な交流の場です。業務では見えない一面を知ったり、親睦を深めたりする良い機会になります。
  2. 情報収集: 会社の雰囲気や最新情報、部署を超えた動向などを肌で感じることができます。業務に直接関係ない会話から、思わぬヒントを得ることもあります。
  3. 会社へのエンゲージメント向上: 参加することで、会社の一員としての意識が高まり、エンゲージメント(会社への貢献意欲や愛着)が向上する可能性があります。
  4. 顔と名前を覚えてもらう: リモートでは、テキスト上だけのやり取りになりがちです。実際に顔を合わせることで、相手に印象を与え、今後のコミュニケーションが円滑になることがあります。

会社イベントに参加しないデメリット(参加しなかった場合の懸念)

  1. 情報格差: イベントで共有される非公式な情報や人間関係の輪に入れないことで、情報面で遅れをとる可能性があります。
  2. 孤立感: 周囲がイベントを通じて親睦を深める中で、ご自身が孤立しているように感じるかもしれません。
  3. 評価への影響(懸念): 直接的な評価には繋がらないことが多いですが、場合によっては「会社への貢献意欲が低い」と誤解される可能性もゼロではありません(ただし、これは会社によります)。

「気を使われませんか?」について

この点は非常にデリケートで、会社や参加するイベントの種類、そして個々の社員の意識に大きく左右されます。

  • 良い面で配慮される可能性: 障害特性や体調面への配慮から、座席や移動、食事などで気を遣ってもらえる可能性はあります。これは、会社がインクルーシブな環境を構築しようとしている証でもあります。
  • 過剰な配慮と感じる可能性: 一方で、ご自身が望まない過剰な気遣いを感じてしまい、「腫れ物扱いされている」と感じることもあるかもしれません。特に、初めての参加だとそう感じる可能性もあります。

気を使われることを軽減するために

  1. 事前の情報共有: 参加を決めた場合、事前にイベントの内容や場所、時間などを確認し、ご自身の状況で配慮が必要な点があれば、担当者に具体的に伝えておくと良いでしょう。「〇〇(具体的なこと)の配慮があれば助かります」と伝えることで、会社側も適切な対応がしやすくなります。
  2. 無理のない範囲で参加: 最初から全てに参加するのではなく、まずは短時間のイベントや、比較的負担の少ないオンラインイベントなどから試してみるのも良いでしょう。
  3. 自身のペースを大切に: 疲れたら無理せず休憩を取る、途中で退席するなど、ご自身の体調を最優先に考えて行動することが重要です。

最終的な判断のポイント

  • イベントの形式: オンラインイベントであれば参加しやすいか、対面イベントであれば場所や時間、内容がご自身の負担にならないか。
  • イベントの目的: 親睦会、勉強会、表彰式など、どのような目的のイベントか。
  • ご自身の体調・特性: 参加することで心身への負担が大きくないか。
  • 会社の雰囲気: 会社の他の社員がどのような感じでイベントに参加しているか。

まずは、イベントの案内をよく確認し、担当部署(人事やイベント幹事など)に具体的な内容や、もし配慮が必要な場合の相談先などを問い合わせてみることをお勧めします。

「できる範囲で参加する」というスタンスで、ご自身にとって無理なく、かつ有意義な参加ができると良いですね。

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